屋外で開催される夏の和酒フェス。日本の伝統文化には、暑さの中にひとときの清涼感を取り込む工夫が数多く存在します。
このページでは、フェス会場でも実際に体験できる「日本式の涼の取り方」を、写真と共にご紹介。
「暑い中でも風情を楽しみながら和酒を味わってほしい」という想いを込めました。
日本の夏では、風通しの良い建築や間取りこそが自然のクーラー。縁側や障子越しの風は、そこにいるだけで涼やかに感じられます。
和酒フェス会場では、木陰や開放的なスペース配置によって、そよ風やビル風を感じられる心地よい動線設計を心がけています。
風鈴は平安時代から日本に根付く夏の風物詩。そよ風に揺れる短冊と共に「チリン…」と響く音色は、風が通った合図でもあり、聴くだけで心が涼む効果があります。
会場内にも風鈴を吊るし、音をたどって歩けば自然と涼しさを感じる空間に。
うちわは風を送るだけでなく、手のひらから体へ伝わる涼しさとともに、涼しげな仕草そのものが“和の美意識”です。
和酒フェスでは出展酒蔵ロゴ入りの特製うちわを配布。持ち歩くだけで雰囲気が高まり、日本の“涼感”を五感で体験いただけます。
打ち水は江戸時代からの伝統で、暑い地面に水を撒くことで気化熱による冷却効果を生み出し、一時的に体感温度を下げます。
フェス開催前に会場周辺で打ち水を行い、涼しさを参加者の皆さまに感じていただく予定です。
日本酒の楽しみ方のひとつとして、実は「ロック」で飲むというのもおすすめです。
氷が溶ける際に酒を冷やすだけでなく、澄んだ香りを保ちながら、穏やかな心地に導いてくれます。
まるで器の中に涼の景色を閉じ込めたかのような一杯を、ぜひ会場でお試しください。
日本酒の合間に口中を和らげるためのやわらぎ水は、日本の利き酒文化に欠かせません。会場では全員に500mlボトルのやわらぎ水をご用意。
体を潤すことはもちろん、次の一杯の風味をより鮮やかにしてくれます。
暑さ対策、酔い防止にも、水分補給をしっかりしましょう
浴衣は夏の涼を表現する伝統的衣装。通気性に優れ、美しい柄で風とともに涼しさをまとうことができます。
和酒フェスでは浴衣でご来場の方に「オリジナルステッカー」をプレゼント。会場全体が夏らしい装いで華やぎます。
日本酒も季節を彩るもので、夏には爽やかな香味の“夏酒”が好まれます。ライトで清涼感のある一杯は、暑い日の涼感演出にもぴったりです。
和酒フェスでは各酒蔵が夏酒を特別にご用意。舌の上で広がる“夏の味わい”をお楽しみください。
日本の伝統的“涼感”を随所に取り入れた和酒フェス。
そよ風と風鈴の音、うちわの仕草、打ち水の清涼、氷ややわらぎ水、浴衣姿と夏酒。五感で感じる「涼」とともに味わう日本酒は、いつもよりすっと心に染み渡るでしょう。
会場でしか味わえない、日本の日常に根付く涼の体験を、和酒フェスで、感じて、笑って、味わってください。
【その他の暑さ対策について】
1. 水分をしっかり取る
→ 開催前からこまめに水やスポーツドリンクで水分補給を。
2. しっかり体調を整える
→イベント前日は、早くお休みください
1. 涼しいエリアの把握
→ イベント会場周辺の屋内エリアを事前に確認。
2. 冷感グッズの活用
→ ネッククーラー、冷却スプレー、保冷剤入りのタオルなどが有効。
3. 和らぎ水を飲む
→ 日本酒と和やらぎ水を交互に補給(水分補給)。
4. 休憩をこまめに取る
→ 少しでも「だるい」「めまい」などの症状があれば、日陰でしっかり休憩を。
• 熱中症の初期症状(めまい、吐き気、異常な汗など)に気づいたら、速やかに休んで水分・塩分補給。
• 運営スタッフに相談
→ 体調不良の際は、無理せず近くのスタッフや本部へ。
救急対応ができるよう、イベント施設の防災センターと連携しています。
みなさまのご来場を心よりお待ちしております。