『酒蔵紹介』
「横笛」の酒銘は、平家物語にある平重盛家臣滝口入道と建礼門院官女横笛との悲恋物語から、初代当主が横笛の名を後世に残し、和歌山県かつらぎ町にある横笛の恋塚を弔うために命名しました。
建礼門院官女横笛は死後鶯となって滝口入道の庵を訪ねました。春うららかなある日、大円院の部屋から外を眺めていた阿浄(滝口入道)が庭先の古梅の枝の一羽の鶯に気付きます。鶯は鳴きながら、阿浄をじっと見つめていたそうです。そして一瞬、ぱっと空へ舞い上がり、井戸に落ちました。幻影だったのでしょうか?
羽ばたいた鶯の後ろの空のちぎれ雲は、丁度横笛の舞衣の様で、崩れ落ちる鶯が、病み衰えた横笛に見えました。阿浄は、井戸から鶯をすくい上げ、その亡骸を胎内に収めて阿弥陀如来像を彫りました。この像は鶯阿弥陀如来像として大円院の本尊となり、現代に至るまで伝えられています。大円院では、梅の木を鶯梅(おうばい)、井戸を鶯井(うぐいすい)と呼んで、今でも大切に手入れをしています。伊東深水画伯はこの物語に因んで紅梅のを描き、現在でも「横笛」の銘柄のトレードマークとなっています。
『現在の酒造りの近況について』
諏訪ならではのお水・お米・温泉、自然の恵みに支えられ、人の手で酒本来の香りののった味を引き出しています。
人の手で造れる量だけの製品をお届けする。それが、お酒と向き合う私たちの取り組みです。
『和酒フェスへお越し頂くお客様への一言』
諏訪の小さな酒蔵の地酒を、是非一度お試しください。
■伊東酒造株式会社
http://www.yokobue.co.jp/
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■酒蔵のご当地情報
http://www.suwakanko.jp/