『酒蔵紹介』
・日本の名水百選に選ばれた甲斐駒ケ岳の伏流水
山梨銘醸を創業した初代北原伊兵衛(屋号は中屋)は、白州の水の良さに惚れ込んで、1750年(江戸寛延3年)この地に酒蔵を起こすことを決意しました。標高2900mにも及ぶ甲斐駒の峰。その頂に降る雪はやがて、木々の緑をすすぎ、岩に磨かれながら、恵みを帯びて流れ落ちてきます。仕込み水として七賢を育んできた、甲斐駒ヶ岳の伏流水。その清らかでキレのあるおいしさは、長い年月をかけて花崗岩層に濾過されて生まれた、まさに自然の芸術品です。酒蔵の近くを流れる尾白川は、昭和六十年に日本の名水百選に指定され、また平成26年6月には甲斐駒ケ岳を含む南アルプス山脈の地域がユネスコエコパークとして認定されました。
・白州で育てた自社米をはじめ極上の酒造好適米
山梨銘醸では“真の地酒”を極めるため、積極的に山梨県産の米を使用しており、平成27年には約8割の米を山梨県産としました。平成十一年には農業法人を設立し、山梨県関係機関、地元農協、農家の皆さんと酒米生産グループを結成。以来一貫した米作りと酒造りを行っています。南アルプスを望む白州の豊かな自然と、日本有数の名水「甲斐駒ケ岳の雪解け水」によって育まれた酒造好適米は、造り手の技により日本酒「七賢」へと生まれ変わります。
・300年の歳月に培われた秘伝の醸造法を継承
ゆっくりと、しかし、たゆみないうねりの中で人から人へ受け継がれてきた酒造りの“心と技”は、今も蔵の中に生き続けています。古くからの慣習となっていた、蔵人制度で培われた「七賢」の味。それは、現在山梨銘醸の社員へと着実に引き継がれています。古来の醸造法と現代の醸造技術の融合を図り、社員による酒造りとは何か…。その答えを追い求めながら、失敗を恐れることなく独自の「七賢」スタイルを築き上げていきます。
『現在の酒造りの近況について』
現在は「香り華やかスッキリ」タイプを標榜し、こうした酒質を目指しております。
・香りが華やかになる酵母を選別
・スッキリタイプになるような長期低温発酵を実現
・小さいタンクで仕込むことで温度管理をより丁寧に行う
・濾過をしすぎず、お酒の持っている風味を活かす
・瓶に詰めたらすぐに火入れ、急冷を行い華やかな香りが逃げないようにする
・基本的にはビン詰めしたらすぐに出荷。出荷しないものは酒質の変わりにくい冷蔵蔵へ保管。
ここ4年くらいで劇的に酒質は劇的に変化してきたと自負しています。
飲むときはお酒を冷やし、香りを楽しむためにワイングラスで飲むことをオススメしております。
『和酒フェスへお越し頂くお客様への一言』
昨年末にはスパークリング日本酒をリリースしましたが、これはシャンパンと同様の本格的な瓶内二次発酵です。
炭酸を後入れしたものとはまた違って口の中での泡立ちが変わってきます。
日本酒とスパークリング日本酒を是非味わって下さい。
■山梨銘醸株式会社
http://www.sake-shichiken.co.jp/
■WEBショップ大中屋(おおなかや)
http://onakaya-shichiken.com/
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■酒蔵のご当地情報
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